猫幸堂

2025年最新!Web開発者のおすすめメモアプリ5選

  • 作成日: 2025-10-10
  • 更新日: 2025-10-13
  • カテゴリ: メモ
  • タグ: メモアプリ, おすすめ, PR

この記事ではおすすめメモアプリを紹介しています。
2025年最新のメモアプリを集めて、実際に使ってみた感想をお伝えします。
この記事を読めば最近の流行りのメモアプリがわかります。

※この記事はプロモーションを含みます。

最近のメモアプリの流行傾向

最近のメモアプリの流行傾向としては、クラウドストレージを使ったメモアプリが多いことがあげられます。
クラウドストレージとは、Web上でデータを保存できる倉庫みたいなものです。
この倉庫にメモのデータを保存して、世界中どこからでも使えるようにするのが流行りです。

この記事で紹介しているメモアプリも、クラウドストレージを使ったものが多いです。
クラウドストレージの使用で重要なのがエンドツーエンド暗号化です。

エンドツーエンド暗号化とは、自宅のパソコンからクラウドストレージまでの通信を暗号化することを言います。
通信が暗号化されるので、途中で盗聴されても自分の書いたメモの内容は外部に漏れることはありません。

クラウドストレージとエンドツーエンド暗号化、これが最近のメモアプリの流行りです。

この記事で紹介するメモアプリの一覧

この記事で紹介するメモアプリは以下の通りです。

  • Obsidian(オブシディアン)
  • Joplin(ジョプリン)
  • QOwnNotes(キューオウンノートス)
  • Notion(ノーション)
  • Simplenote(シンプルノート)

このうち、Obsidian、Joplin、QOwnNotesはパソコンにインストールするタイプのメモアプリです。
Notion、Simplenoteはブラウザから使うタイプのメモアプリになります。
NotionとSimplenoteはスマホからも使うことができます。

Obsidian(オブシディアン)

Obsidianはメモのグラフ表示が特徴的な無料のメモアプリです。
パソコンにインストールするタイプのメモアプリで、OSはWindows, Mac, Linuxなどに対応しています。

マークダウンでメモを書くことができ、メモはグラフィカルに表示も可能です。
[[メモ名]]でメモに他のメモへのリンクを書くことができます。
このメモのリンクの関係のネットワークをグラフィカルに表示するグラフビューもあります。

プラグインによる拡張も可能で、タスク管理やカレンダー、デイリーノートなど、様々なプラグインがあります。
公式プラグインとは別にコミュニティ製のプラグインもあり、その数は数千種類に及びます。

メモの同期とバックアップは公式のObsidian Sync(オブシディアン・シンク)というクラウドストレージが使えます。
これはエンドツーエンド暗号化されており、簡単で安全です。
他にはDropboxやiCloudにも対応しています。

Obsidianを使ってみた感想

実際にObsidianをパソコンにインストールして使ってみました。

見た目は洗練されており、非常におしゃれなメモ帳です。
Webブラウザのような見た目で、メモもタブで管理できます。
また、WebページをそのままObsidianで開くこともできます。

メモを書いてリンクを貼ると、それがグラフビューで視覚的に表示されます。
メモが点で、リンクが線で表現され、メモからメモへのリンクが点と線で表現されます。

メモをたくさん書いていくと、このネットワークが大きくなっていって、グラフ表示も面白くなっていきます。
自分の知識のネットワークが視覚的に表示されるので、Obsidianに研究者や学者、開発者などの愛用者が多いというのもうなずける話です。

メモのグラフ表示機能は他のメモアプリにはあまり無い機能なので、かなり独自性がある機能と言えます。

総評としては、

  • 独自性:★★★★★
  • 見た目:★★★★☆
  • 使い勝手:★★★★☆
  • 安全性:★★★★☆
  • 拡張性: ★★★☆☆

になりました。

Joplin(ジョプリン)

Joplin(ジョプリン)は無料で使えるオープンソースのメモアプリです。
オープンソースとはアプリのソースコードが世界中に公開されていることを言います。
ソースコードとはアプリの設計書のことです。

マークダウン対応のメモアプリで、WYSIWYGモードと言うモードもあります。
このモードはいわゆる見たまま編集で、マークダウン表示しながら編集することができます。

クラウドストレージも使えます。
対応しているストレージは

  • Dropbox
  • OneDrive
  • Google Drive
  • WebDAV (Nextcloud, ownCloudなど)
  • Joplin Server

などです。
クラウドとの通信はエンドツーエンド暗号化に対応しており、安全に使うことができます。

プラグインで拡張することも出来て、見た目や機能をプラグインで強化できます。
対応OSはWindows、macOS、Linux、iOS、Androidなどです。

Joplinを使ってみた感想

実際にパソコンにJoplinをインストールして使ってみました。

見た目は洗練されていてオシャレな見た目です。
横に4列のカラムが並んでいるのが特徴的です。エディターを切り替えると3列にできます。

メモにはマークダウンのほか、画像の添付も行えます。
またドローイング機能で絵を描いて添付することもできます。

メモを書くこと自体は簡単に行えます。「+ノート」というボタンを押せば新しいメモを作成できるのですぐに書けます。
また「+ToDo」ボタンもあり、ToDoリストもすぐに作れます。

上部メニューの「ツール」→「オプション」から「プラグイン」→「歯車ボタン」→「プラグイン一覧を参照」から公開されているプラグインの一覧を見ることができます。
Webからは以下のURLでアクセスできます。

総評としては、

  • 独自性:★★★☆☆
  • 見た目:★★★★★
  • 使い勝手:★★★★☆
  • 安全性:★★★★☆
  • 拡張性: ★★★☆☆

になりました。

QOwnNotes(キューオウンノートス)

ダウンロードは以下のページの「QOwnNotes.zip」から。

QOwnNotes(キューオウンノートス)はオープンソースの無料のメモ帳です。
マークダウンでメモを書くことができ、基本はデータはローカル保存で、Nextcloudなどのクラウドストレージも利用することができます。
メモはローカルにすべて保存されるのでネット環境が無くても使うことができます。

オープンソースなのでソースコードが公開されています。
このため、不審な機能などがあればすぐにわかるようになっています。
透明性の高いメモ帳と言えます。

スクリプト(QML)で機能を拡張可能で、この拡張機能が他のメモ帳と比べて際立っているメモ帳です。
たとえば定型文の自動挿入、選択した文字の加工、メモを特定フォルダに自動整理、Web APIを使って情報を取得して利用など、色々なことができるようになっています。
ただしスクリプトによる拡張は、プログラミング言語の知識がないと難しく、一般の人にはハードルが高くなっています。

QOwnNotesを使ってみた感想

QOwnNotesを実際に使ってみました。
見た目(UI)はシンプルな見た目です。
上側にボタンが並んでいていて、ボタン1つで色々な機能を使うことができるようになっています。
メモのリストとエディタが横並びで、左にリスト、右にエディタがあります。右のエディタでメモを編集します。

メモの追加はメニューバーの「ノート」をクリックして「新しいノート」をクリックします。
あるいは左上のボタンをクリックして新規作成します。

ノートを新規作成すると左のリストにノートが追加されます。
それをクリックすると右側のエディタでノートを編集できます。
動作はサクサク動きますね。もっさりとかはないです。

タグ付け、検索機能など基本的な機能は入っていて、特筆すべきはスクリプトですね。
スクリプトは他の人が書いたものも利用できますし、自分で書いて利用することも出来ます。

スクリプトリポジトリを開くと他の人が公開しているスクリプトを見ることができます。
数はそれほど多くないです。いろいろなスクリプトがあります。

総評としては、

  • 独自性:★★★☆☆
  • 見た目:★★★★☆
  • 使い勝手:★★★★☆
  • 安全性:★★★★☆
  • 拡張性: ★★★★★

になりました。

Notion(ノーション)

Notion(ノーション)はメモ帳と言うよりは多機能データ管理ツールです。
メモも取れますし、タスク管理も出来ますし、データベースも作れますし、Wikiも作れます。
非常に多機能なアプリです。

ブロックという単位のデータを編集していくのが大きな特徴で、ブロックには・・・

  • テキストブロック
  • チェックリストブロック
  • 見出しブロック
  • 画像ブロック
  • データベースブロック

などがあります。これらをエディタで追加編集してメモやその他のものを作っていく感じです。

マークダウンに対応しており、グラフィカルにメモのマークダウンを表示できます。
また、多人数でのリアルタイム編集にも対応していて、チームで編集作業をすることも可能です。

ページをデータベースにしてタスク管理が出来て、看板やカレンダー、テーブル、ギャラリーなどを表示できます。
Wikiは社内マニュアルや開発ドキュメントや仕様書などを作るのに向いています。

Notionを実際に使ってみた感想

Notionを実際に使ってみました。
見た目(UI)は洗練されていて、シンプルな見た目です。

ただ、所見ではメモを新規作成するのに戸惑うかもしれません。
エディタの左上に「四角と鉛筆のアイコン」があるんですが、これをクリックすると新しいページを作成できます。
ページを作成したら右のエディタで、ページ内にマークダウンでメモを書きます。これでメモを作成できます。

エディタ上でキーボードのスラッシュ「/」をタイプすると、いろいろな機能が一覧で表示されます。
この中から見出しや、あるいはデータベースの表など(これらをブロックと言います)を挿入することができます。
エディタ内ではこういったブロックが挿入されると、独立して編集できます。

つまりマークダウンで見出しやリストを書いた後に、データベースの表やグラフなどを挿入するということができます。
これによってメモがいろいろなブロックで装飾できて、目的に合わせたメモを作ることが可能になっています。

動作はサクサク動いて、ストレスはありませんが、多機能なので使い方を覚えるまでは動かし方がわからずストレスが溜まるかもしれません。
困ったときはエディタ上でスラッシュをタイプしてください。

画像や動画、ファイルなどもメモに添付できるので、日記を書いたりするのにも向いているでしょう。

総評としては、

  • 独自性:★★★★★
  • 見た目:★★★★☆
  • 使い勝手:★★★☆☆
  • 安全性:★★★★☆
  • 拡張性: ★★★★☆

になりました。

Simplenote(シンプルノート)

Simplenote(シンプルノート)はブラウザから使うことができるシンプルなメモ帳です。
データはサービス側に保存されて、世界中どこからでもサービスにログインすれば使うことができます。

テキスト中心のメモ帳で、マークダウンも使うことができます。
リッチメディア(画像や音声など)にはあまり対応していません。あくまでテキストが中心です。

タグ・ピン止め機能があり、メモにタグを付けて管理することができます。
検索機能もあり、メモを検索で調べることも可能です。

またメモの共有や公開機能があり、他人とメモを共有することもできて、Web上で公開することもできます。

Simplenoteを使ってみた感想

Simplenoteを実際に使ってみました。
新規に使うにはSimplenoteのサイトでアカウント作成が必要です。
ブラウザからアカウントを作成しログインすることでメモを書くことができます。

見た目(UI)は非常にシンプルな見た目です。
機能も少ないのでボタンも少なく、わかりやすいものになっています。

四角と鉛筆のアイコンをクリックすると新規のメモを作成できます。
左にメモのリスト、右にメモのエディタが表示されます。

タグ付けや検索などの基本的な機能はそろっていて、本当にメモを取りたい人向けのメモ帳と言えます。
メモだけ! メモだけあればいい! という人向けです。

機能が少なく見た目もシンプルなので、使い方に迷うことはないでしょう。

総評としては、

  • 独自性:★★★☆☆
  • 見た目:★★★★★
  • 使い勝手:★★★★★
  • 安全性:★★★★☆
  • 拡張性: ★☆☆☆☆

になりました。

几帳面エディタ(きちょうめんエディタ)

ここから当サイトの宣伝になります。
几帳面エディタは当サイトが開発したメモ帳です。
ファイルやフォルダにメモを紐づけることができるのが大きな特徴のメモ帳です。

几帳面エディタはBOOTHという販売サイトで販売しています。
BOOTHはpixiv株式会社が運営している商品販売サービスです。

テキストファイル、画像、動画、エクセルファイルなど、あらゆるファイルにメモを貼り付けることができます。
仕組みとしてはファイルのパスにメモを紐づける仕組みです。

マークダウンに対応しており、マークダウンで書いたメモはグラフィカルに表示することができます。
またメモ同士は[[ファイルのパス]]でリンクを貼ることができます。
メモ同士をリンクすると、マークダウンの表示でそのリンクをクリックして、そのファイルのメモに移動することができるようになります。
これによって、メモを使ったファイルブラウジング機能も実現しています。

プロジェクトなどのフォルダ以下をこのエディタで管理して、ファイルやフォルダにメモを貼ります。
そしてメモ同士をリンクして、クリックしてメモ間を移動すれば、目的のファイルにすぐに辿り着けるようになります。

几帳面エディタの特徴

几帳面エディタは以下の機能を持っています。

  • ファイルやフォルダにメモを貼り付ける機能
  • メモのタグ付け機能
  • メモの検索機能
  • メモのマークダウン表示機能
  • 画像表示機能
  • メモ同士のリンク機能
  • リンクでメモ間を移動するブラウズ機能
  • リンクのグラフ表示機能
  • etc

メモのタグ付けや検索などの基本的な機能は持っています。
タグはタグで、メモのコンテンツはコンテンツで別々に検索できるようになっています。

メモはマークダウンで表示できます。見出しやリスト、リンクや画像表示など、基本的な機能に対応しています。
またパソコン内の画像は画像で表示できる画像タブがあり、これを使うことで画像を表示できます。
イラストや写真などにメモを貼って、その画像を見たいときなどにお使いいただけます。

メモ同士は[[ファイルのパス]]でリンクできます。
リンクするとネットワークができますが、それはグラフ表示することができます。
メモ同士のネットワークを視覚的に表示することが可能です。

マークダウンタブでリンクをクリックするとそのリンクのメモにジャンプできるので、メモ間を移動できるようになります。
メモを使ってパソコン内を探索できるブラウジング機能みたいなものです。

おわりに

今回はWeb開発者がおすすめするメモアプリを紹介しました。
興味がある人は使ってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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