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無料で数式を計算できるおすすめツールは?【猫算機】

  • 作成日: 2024-07-22
  • 更新日: 2024-07-22
  • カテゴリ: Webツール

はじめに

この記事では当サイトが開発・運営している無料で利用できる数式計算ツールを紹介いたします。
このツールを使うと

  • 四則演算
  • 剰余
  • 累乗
  • シグマ
  • 行列
  • 三角関数など

を計算することができます。
機能は随時追加中です。

また、数式は直感的な書式で入力することができますので、初心者の方にも簡単に使うことができます。
またまた、数式を現実の黒板に書くような数式として表示する機能も実装していますので、数学を嗜んでいる人にもおすすめできます。

数式を計算できる無料ツール

数式を計算できる無料ツールと言うと、ネットで探せばたくさん出てきますが「自由書式」の計算ツールはなかなかありません。
自由書式とは実際の数式を書くように数式を計算できる書式のことです。
なぜこのような自由書式のツールがなかなかないのかといいますと、単純に開発難易度が高いことが理由にあげられます。
当サイトで公開しているツールは自由書式で数式を入力して計算できます。
そのため、表現方法が幅広く、プログラミングをするように数式を書くことができます。
このようなツールがあれば数学をやっている人も面白がってくれるのではないかと思い、また、自分の数学の勉強のために開発しています。

四則演算を計算したい

四則演算と言いますと、いわゆる足し算、引き算、掛け算、割り算のことです。

足し算は2つの項を足し合わせる演算で、引き算は2つの項を引く演算です。
掛け算は2つの項を掛け合わせる演算で、割り算は左の項を右の項で割る演算です。

四則演算は電卓などを使えば計算できます。
当サイトで公開しているツールでは、四則演算は足し算は「+」、引き算は「-」、掛け算は「*」、割り算は「/」という記号でサポートしています。
つまり入力するときは「1 + 2 * 3 / 4」というふうに入力すると、計算を行うことができます。
計算結果を出力するには「print」という命令を使います。
つまり先程の数式を出力したい場合は「print 1 + 2 * 3 / 4」と入力し、計算ボタンを押せば計算結果が出力されます。

剰余を計算したい

剰余とはある数をある数で割った余りのことです。
たとえば「5」という値を「3」という値で割ったときその余りは「2」になります。
剰余は結果の値が循環する性質を持っていて、ある数を特定の数の範囲内で循環させることができます。
たとえば変数xがあり、このxの値が1か順に増加していくとします。そうしてxの3の剰余を求めると0, 1, 2, 0, 1, 2, 0, 1, 2, … というような循環する値が得られます。

当サイトで公開しているツールでは剰余は「%」という記号で計算できます。
たとえば先程の変数xを例に取ると「x % 3」という数式で計算を行うことができます。
ツールでは変数も使うことができますが、変数には値を入れる必要があります。変数に値を入れるには「x = 2」というふうにイコール記号を使います。

累乗を計算したい

累乗とはある値をある値の回数だけ掛け合わせることをいいます。
たとえばxを3で累乗するとこれは「x * x * x」という数式と同じ意味になります。
xという変数が3つ掛け合わさってますね。

当サイトのツールでは累乗は「^」という記号で計算することができます。
たとえば変数xの2の累乗を計算したい場合は「x^2」というふうに数式を書くことで計算できます。
計算結果を出力するには「print x^2」というふうにprintを使います。

シグマを計算したい

数列の和を計算するにはシグマが使えます。
シグマは変数を定義してその変数を指定の値まで増加させます。そしてその変数を指定の式で計算してその結果を足していきます。

当サイトのツールではシグマは「Σ[k=1, 3] 2k」というふうに数式を書くと計算できます。
この式では変数はkで1からはじまり3まで増加します。その変数kを2kという式で計算しその結果の和を計算します。
つまり上記のシグマの式では変数kは1, 2, 3と増加し、その値に2kという式を適用して2, 4, 6という数列になり、それを足し合わせると2 + 4 + 6 = 12になるということになります。

行列を計算したい

行列は高校あるいは大学で習う計算方法です。
行と列で構成される2次元の表に値を配置します。

当サイトのツールでは2 * 2の行列は

[[1, 2],   
 [3, 4]]  

というふうに書くことができます。
1, 2と3, 4が行で1 3と2 4が列になります。

行列はベクトルか行列と掛け算することができます。
当サイトのツールではベクトルは

[1, 2]  

というふうに書くことができます。これは1, 2が並んでいるベクトルです。
このベクトルを先程の行列に掛け算する場合は

[1, 2] * [[1, 2], [3, 4]]  

というふうに書きます。
これの結果は

[1*1 + 2*3, 1*2 + 2*4]  
= [7, 10]  

という結果になります。
行列同士の掛け算(積)は

[[1, 2], [3, 4]] * [[5, 6], [7, 8]]  

というふうに書けば計算できます。
これの計算結果は

[[1*5 + 2*7, 1*6 + 2*8], [3*5 + 4*7, 3*6 + 4*8]]  
= [[19, 22], [43, 50]]  

という結果になります。

三角関数などを計算したい

sin, cos, tanなどの三角関数やlog, ceil, floor, roundなどの数学関数も当サイトのツールでは使えます。

使い方は簡単で「sin(1)」と書けばsin関数に1を与えた結果が計算でも止まります。
計算結果を出力したい場合は「print sin(1)」のようにprintを使うことを忘れないようにしてください。

以上のすべてを計算できる無料ツール、その名も・・・

ここまで解説した計算をすべて行えるツールは、その名も「猫算機」といいます。
当サイトが開発し公開しています。
以下のリンクからページに飛ぶことができます。

猫算機

無料ツールですのでぜひ使ってみてください。
また、追加してほしい機能があればお問い合わせください。

以上になります。
ここまで読んで頂き感謝いたします。