漫画の枠線の太さは?色々な枠線の太さ
- 作成日: 2025-05-06
- 更新日: 2025-07-04
- カテゴリ: 漫画
こんにちは。
漫画の枠線の太さを調べてますか?
漫画の枠線の太さは人によってマチマチです。
この記事では枠線の太さについて考えてみたいと思います。
※この記事はプロモーションを含みます。
アナログ原稿の場合
アナログ原稿ならマッキーやサインペンで描いているプロもいます。
ミリペンやロットリングで描く人もいます。
だいたいアナログ線の太さは0.8ミリから1.0ミリぐらいが多いようです。
昔ながらの作画だとカラス口で描く人もいます。
カラス口は線の太さを自分で変えられるので、いろいろな太さの線を描けます。
私はアナログで漫画を描くときはゼブラの油性マッキーで描いてます。
ただ油性マッキーで枠線を引くのはけっこうむずかしいです。
ミスった場合も油性はホワイトが乗りにくいので習性が難しいんですよね。
デジタル原稿の場合
デジタル原稿の場合はDPI (Dot Per Inch) によって線の太さは変わります。
プロが使う600DPIのデジタル原稿だと14px~25pxぐらいが多いようです。
枠線を描くのがめんどくさい?
ところでデジタル原稿の枠線を描くのってめんどくさくないですか?
機械的に枠線を描けたら便利ですよね。
当サイトでそんなツールを開発しました。
その名も「コマラーク」です。

コマラークを使うと以下のような原稿を半自動で作成できます。




コマラークの使い方は以下の記事を。
コマラークのダウンロードは以下のBOOTHのページからどうぞ。
アナログ原稿で枠線を引いた思い出
アナログ原稿で枠線を引く。
私は10年以上前から漫画を描いてた時があって、その時から原稿はアナログでした。
紙の原稿です。
で、枠線を引くペンをどうしたらいいのかっていう悩みはありました。
一時期、烏口(カラスグチ)をつかっていたんですが、これはこれで便利なんですが、インクが乾くのが遅いのでどうしたもんかなーと。
それで鳥山明先生が枠線をサインペンで引いていると知って、それを真似したんですよね。
でも枠線を油性のサインペンで引くというのはけっこう難しいです。
ペン先をずっと付けてると、そこからインクが滲んでしまい、線の太さが変わってしまいますし。
また、油性なので、修正するのも大変です。
それから紙の原稿の裏側にインクが滲んでしまうのもありました。
品質的には烏口を使って、墨汁で枠線を引いた方がいい線は引けるんですが、手軽さの点ではサインペンの方が楽です。
だから、それからはサインペンで枠線を引いていました。
結局、自分で引きやすい道具が一番いいんですよね。
手軽で引きやすい。そういうペンが一番です。
サインペンの線の太さは0.6ミリぐらいですかね。そんなに太くないです。
どんなペン・ツールを使ってますか?
みなさんはどんなペンやツールを使っていますか?
私は枠線を引くときは前述のように烏口かサインペンです。
他の人はドローイングペンやミリペンを使ってる人も多いそうです。
太さは0.5mmから0.8mmぐらいです。
定規はどうでしょうか?
みなさんは定規に工夫などされてますか?
私は定規の裏に1円玉をセロテープで貼り付けて使ってました。
こうすると定規が原稿から浮いて、インクが定規と原稿の間に滲まなくなるんですよね。
これは、たしか私は鳥山明先生の「ヘタッピ漫画研究所」で読んでマネした記憶があります。
アナログ原稿はデジタルに比べて道具も人によって使うものが全然違ったりします。
ですので作家さんによって工夫の仕方が違っていたりして面白いですよね。
手塚治虫先生や藤子・F・不二雄先生なども漫画入門書を書いていて、手法もそれぞれ違ってたりします。
そういう技法書を読むのも面白いですよね。
枠線の太さと物語のテンションの関係性
枠線の太さは、コマの重さの印象を変えます。
よって、枠線を太くするとコマの雰囲気が重くなり、補足するとコマの雰囲気が軽くなります。
これを利用して、物語の内容によってコマの枠線の太さを変える、という方法もあります。
たとえば重厚なダークファンタジーであれば枠線を太くして、コマ1つの重さを増やす。
軽快なギャグマンガであれば、枠線を補足してコマ1つの軽快さを増やす。
など。コマの枠線を1つとってもさまざまな方法が考えられます。
自分の作風に合わせて、コマの枠線の太さを考えると良いかもしれません。
おわりに
今回は漫画の枠線の太さについて考えてみました。
アナログの場合は0.8ミリから1.0ミリぐらい。
デジタルの場合は600DPIで14px~25pxぐらい。
ということでした。
では。